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なぜFLEXSCHEなのか

開発者としてのこだわり

FLEXSCHE製品はもともと「生産スケジューリングシステムを構築するためのプラットフォーム」として開発したFLEXSCHE Components(フレクシェ・コンポーネンツ)から出発しています。これは、製造業の多様な要求に応えるためにはパッケージソフトの標準機能だけでは対応できない、しかし一方、完全なカスタムメイドは技術的・経済的に困難が大きい、というディレンマを解決するための第三のスケジューリングソリューションのために開発したソフトウェア部品群です。
一般的な生産スケジューリングパッケージソフトには、豊富な機能を備えていながら比較的低コストで導入できるという利点がありますが、私の17年以上に及ぶ生産スケジューラ開発の経験から、単に標準機能を増やして適用範囲を広げていくという既存のパッケージソフトのアプローチには限界があり、すべての製造現場がかかえる悩みを本当に解決することができないことは明白であると断言できます。FLEXSCHE Componentsはまさにこの問題を解消すべく市場に投入され、受け入れられました。特に、既に生産スケジューラの導入や運用の経験をもつインテグレーターや製造業の計画担当者からは、このコンセプトとソリューションに対する共感と高い評価を頂いています。
FLEXSCHE Componentsにより、カスタムメイドよりもはるかに少ない工数とノウハウで高水準の生産スケジューリングシステムを構築するという目的は確かに達成されました。しかし、FLEXSCHE Componentsの最大の弱点は常にプロフェッショナルなインテグレーションを前提としていることです。エンドユーザー自身が自力で導入するには、まだまだ敷居が高いものでした。
そこで、FLEXSCHE Componentsをベースとした汎用的なパッケージソフトを開発することにしました。これは、弊社に蓄積された多様な生産スケジューリングのノウハウと技術を盛り込みつつ、標準機能の範囲内で既存のスケジューラよりも柔軟な設定やモデリングが可能な、汎用的で完結したパッケージソフトでなくてはなりません。そしてそれがFLEXSCHE GPなのです。
FLEXSCHEGPを開発するにあたって、「たとえ特殊な要件であってもプログラミングで対応できる」という、FLEXSCHE Componentsを他のスケジューラから決定的に差別化せしめている特性を一切損なうことなく(さらには増幅して)継承しなくてはならない、ということを当然のことながら絶対的な条件として設定し、そして実現したのです。
なお、「特殊な要求」の存在が常に導入決定時点で明らかであるとは限りません。かなりの費用を投入した後にその存在に気付くこと(そしてそれが必須であること)は決して珍しくありません。そのような状況に遭ったとしても対応できる道が確実に存在するFLEXSCHE GPを選定しておくことは、システム構築のリスクと不安を大きく減らすといえるでしょう。

ある問題に直面したとき、求められたことをそのまま解決することは比較的容易です。しかしそれではシステムとしての成長は望めません。たぶん時間とともにツギハギだらけで肥大化してしまうでしょう。そこで弊社では、常にそれらの問題の底に潜んでいる一般性のある要素を見出し、それらをプリミティブで抽象度の高いモデルや仕組みとして実装するように心がけています。
後に別の問題に直面したときに、たとえそれが初めての問題であっても、蓄積されたプリミティブなモデルや機能を組み合わせることで解決できるということを日頃から何度も経験しています。このように柔軟な「ボキャブラリ」(≠機能)を豊富に備えていることこそが、FLEXSCHE製品を常に柔軟たらしめていると確信します。
問題をひとつ解決すると、もう一段レベルの高い要求を頂戴します。これを繰り返すことによってFLEXSCHE製品は鍛えられ、成長していくのです。生産スケジューリングの技術は奥が深く、我々にとっては困難な試練でもありますが、同時にこれらをクリアすることが技術者としての我々のモチベーションを刺激しています。
弊社は小さな会社なので、自力で多くの工場にFLEXSCHE製品を導入することはできません。しかし、全国のソリューションプロバイダーとのパートナーシップを通じて、日本の製造業を力強く支えていこうという気概を持って取り組んでおります。FLEXSCHE GPをはじめとするFLEXSCHE製品はこれからも成長していきますので、どうぞご期待ください。

株式会社フレクシェ 代表取締役
浦野 幹夫

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