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FLEXSCHE Q&A

最終更新日 : 2012.07.18

目次

FLEXSCHE製品・サービス

Q. FLEXSCHE GPの特長は?

「使いやすさ」「柔軟性」「スケジューリングロジック」に優れていることです。

■使いやすさ
生産スケジューラを日々業務の中で活用するためには、使いやすいことが大切です。使いにくいシステムは次第に使われなくなってしまいます。
FLEXSCHEの操作性やGUI(画面)は、お客様から非常に高い評価を頂いております。「一度使うと他のソフトを使う気がしなくなる」というコメントをいただいたこともあります。

使いやすくするためには、想像力が必要です。「こんな操作をしているときには、こんなことができたら便利だろうな」というアイディアを製品に反映しています。
もちろんアイディアだけでなく、それを実現する技術力も必要です。逆に技術力があるからこそ、さまざまなアイディアも湧いてきます。それらの積み重ねが、全体としての使用感に大きく影響してくるのです。

■柔軟性
製造業は実に多種多様です。たくさんの業種がありますし、さらに、同じ業種でも、工場によって、あるいは工程によって、生産スケジューラへの要求は様々です。
それらの要求に応えるために、生産スケジューラには柔軟性が必要です。
柔軟性がないパッケージを選んでしまったために、実稼動まであと一歩というところで導入が進まなくなり、最終的に稼動を断念してしまったというケースが、実は非常に多いのです。また、稼働後に操業条件が変化したり、もっとレベルの高い運用を目指そうとした場合に、新たな要求にパッケージが耐えられず、システムを廃棄してしまうことも多々あります。
FLEXSCHEは、そのような状況を改善するために開発されました。
特に日本の製造業は現場が強く、ものづくりにこだわりを持っているため、現場が納得する計画を立案するためには柔軟性が不可欠です。
ちなみに生産スケジューラの導入失敗経験のある方にはFLEXSCHEを大変気に入っていただけることが多いのですが、それはこの辺りの事情に共感されるためかもしれません。

FLEXSCHEの柔軟性の秘訣としては、
・様々な機能を組み合わせて利用できるように設計していること
・内部のデータモデルが汎用性を持っていること
・簡単にカスタマイズできるような構造になっていること
などが挙げられます。これらを実現するためには、設計力、技術力、製造業の知識、等が必要ですが、それを実現できる弊社スタッフの存在が差別化ポイントにもなっているようです。

たとえば、ガントチャート1つとっても、FLEXSCHEのガントチャートには際立った柔軟性があります。資源ガントチャートやオーダーガントチャート、さらには在庫量チャートや滞留チャート等、さまざまなチャートを自由に組み合わせて1つのチャートにすることができるのです。「複合チャート」と呼んでいます。
生産スケジューラでは様々なデータを扱いますが、それらが複雑に関連しているのが特徴でもあります。FLEXSCHEなら、それらの関連性をドリルダウンして可視化していくことができます。

この辺りは、まさに「百聞は一見に如かず」です。是非実物をご覧になって体感してください。

■スケジューリングロジック
FLEXSCHEのスケジューリング性能は、実際に他社製品と比較したお客様から非常に高い評価を頂いております。実際、スケジュール内容によるコンペでは圧倒的な勝率を誇ります。

ただ、残念ながら、スケジューリング性能を軽視されるお客さまも多いようです。
「うちはそこまでの性能はいらないよ」と思われているのかもしれませんが、計画の出来に対する製造現場からの要求は、軽く見るべきではありません。
例えば、これまで人手で計画を立案していた場合に、もしもその計画よりもスケジューラの計画が劣っていたとしたら、スケジューラを導入しようという気持ちは萎えてしまうことでしょう。
また、生産スケジューラの導入の目的として、「まずは見える化」ということも多いのですが、その次には「ちゃんと見たい」という要求が強くなるはずです。未来を精度良く見通すためには、実はスケジューリングロジックの性能が重要になるのです。


これらの特長はFLEXSCHE GPのオートデモでも確認いただけますので、是非ご覧下さい。

FLEXSCHE GP オートデモ
FLEXSCHE 製品紹介

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Q. この製品は生産計画もできますか、それともスケジューラ機能だけですか?

両方できます。
特にスケジューラ機能が非常に強力ですが、バージョン12.0の新製品 FLEXSCHE d-MPS(フレクシェ ディーエムピーエス)によって、生産計画も強力になりました。

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Q. BTOに対応できますか?

対応できます。部品在庫を制約としたスケジューリングが可能です。さらに不足部品の補充計画も立案できます。

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Q. 複数工場のスケジューリングができますか?

できます。実現方法には大きく分けて
1.1つのデータで複数の工場のスケジューリングを行う方法
2.工場毎にスケジューリングを行ってそれらを連携させる方法
があります。

互いに代替関係にある工場が複数ある場合には、1の方法がおすすめです。複数の工場をまとめてスケジューリングすることによって、工場の負荷分配計画を立案できます。
また、それらの工場がサプライチェーン上で互いに上流と下流に位置するのであれば、2の方法で、下流の購買オーダーのデータを上流の製造オーダーのデータとして渡し、また、上流の製造オーダーの完了予定日時を下流の購買オーダーの納入予定日時として渡す、というやり方が良いでしょう。

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Q. BOMの切替えや代替にはどのように対応しますか?

セレクタという仕組みがあります。複数の作り方をマスターデータとして登録しておいて、オーダーに対して「このオーダーはこの作り方で」と指示します。
なお、スケジューリングルールを工夫することで、それらの中から1つを自動選択することもできます。

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Q. リソースにはどんな種類がありますか?

たくさんあります。なおFLEXSCHEでは「資源」といいます。大きく分けると
・単純資源(同時に1つの作業が可能)
・多重資源(同時に複数の作業が可能)
の2つですが、さらに細かく分かれています。

ざっと挙げてみます。
・単純資源
・無限能力単純資源
・可変能力資源(人数によってスピードが変わる)
・無限能力多重資源
・中断中占有多重資源
・中断中非占有多重資源
・同時積み多重資源(炉など)
・班資源(メンバー資源の集合により定義される多重資源)

詳しくは評価版でお試しください。

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Q. 工順や設備・ライン・作業の選択は、どのような判断基準で行いますか?

判断基準を柔軟に指定できます。
工順の選択は、基本的にはオーダー毎に手動で指定します。スケジューリングルールを工夫すれば自動的に選択させることも可能です。

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Q. ローリング・スケジュールのタイム・フェンスはどう設定できますか?

2通りの方法があります。
1.全ての資源に共通に、現在日時からの固定期間を指定する方法
2.資源毎にタイムフェンス期間を設定して、スケジューリングルールでそれを守る方法
このうち、1は簡単です。2は多少複雑になります。

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Q. リモート・バッチで納期照会が可能ですか?

いくつかの方法があります。例を挙げます。
・バッチで FLEXSCHE起動・データロード・リスケジュール・計画内容エクスポート・FLEXSCHE終了 を行い、エクスポートされたデータから納期情報を抽出する
・FLEXSCHEを常時起動しておき、定期的に外部データのインポート・リスケジュール・計画内容のエクスポートを行い、エクスポートされたデータから納期情報を抽出する
・FLEXSCHE Communicatorに対して仮オーダーを入力し、サーバー上で自動スケジューリングし、納期を返す
方法によってはアドインや周辺システムの開発が必要になります。

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Q. MESから進捗情報をとりこむ機能がありますか?

特定のMESに依存した専用機能はありませんが、取り込むためのDBインターフェース(FLEXSCHE EDIF)が用意されています。

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Q. 最適化機能のチューニング・ツールはそろっていますか?

学術的に厳密な意味での「最適化」を行う訳ではありませんが、現実的な良いスケジュールを立案するための機能が豊富にあり、かつ、それらをきめ細かく調整できます。
また、独自のエンジンを実装することもできます。

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Q. 導入にはカスタマイズ開発が必要ですか?

いいえ、多くの場合は標準機能あるいはオプション製品の持つ柔軟性だけで十分です。パッケージ製品ですから当然です。
なお、ある競合会社が「FLEXSCHEは導入にカスタマイズ開発を前提としている」などという虚偽情報を流布しているとも聞きます。事実でしたら是非連絡してください。刑法233条の偽計業務妨害罪に該当する可能性があります。

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Q. FLEXSCHEは多品種少量生産にも対応していますか?

もちろん対応しています。
それどころか、むしろ「多品種少量」「短寿命」「短納期」という厳しい環境にある場合にこそ効果的です。

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Q. 負荷の自動平準化機能はありますか?

もちろんあります。資源の負荷の範囲内で割付けることもできますし、無限山積みすることもできます。

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Q. フォーワードやバックワードでのスケジューリングができますか?

もちろんできます。それらを混在させることもできます。
さらに高度な処理、例えば、一旦スケジューリングした後で、ボトルネック工程の上流だけをバックワードに割付け直す、といったことも可能です。

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Q. 段取りを減らすスケジューリングができますか?

できます。そもそも段取り時間のデータを入力しているのなら、それを減らせる計画を立案できなければスケジューラとは言えませんよね。
FLEXSCHEでは、段取りを減らすだけでなく、さらに、納期を守りつつ段取りを減らす、といった高度なスケジューリングも可能です。

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Q. 複数の計画を比較することはできますか?

できます。スナップショットという機能があり、計画を丸ごと保存しておくことができます。さらに現在の計画とスナップショットを1つのガントチャートで並べて比較することができます。
例えば、いろんなスケジューリングルールを用意しておいて、それぞれのスケジューリング結果を比較して、最も良い計画を採用する、という使い方があります。
また、この仕組みを使って、たとえば1カ月前の計画と現状の結果とを比較することもできます。予定と実績の比較なので「予実比較」ともいいます。

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Q. TOC(theory of constraints:制約条件の理論 / 制約理論)に対応していますか?

「ボトルネックの生産性が高くなるようにし、かつ、上流をそれに従わせることができるか?」という意味であれば、高いレベルで実現できます。

なお、世間一般に、「TOC」という言葉が本来の意味から離れて乱用されているようにも思います。
「TOCの5つのステップ」とは、
1.ボトルネックを特定する
2.ボトルネックを最大限に活用する
3.非ボトルネックをボトルネックに従わせる
4.ボトルネックを強化する
5.1→4を繰り返す
というものです。

1~3については、FLEXSCHEには、
・ボトルネックを可視化する仕組み (「資源負荷チャート」「資源滞留チャート」)
・ボトルネックの生産性を向上させる仕組み (「資源主導ディスパッチングメソッド」)
・非ボトルネック工程に所定の余裕を持たせて割付け直す仕組み (「作業マーキングメソッド」「作業割付け解除メソッド」「作業主導ディスパッチングメソッド」)
があります。
また、4については、どれくらい強化すればどれくらいの効果が得られるのかをシミュレートすることができます。

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Q. 1回の計画立案にどれくらい時間が掛かりますか?

データの規模にもよりますが、数秒~数分といったところです。

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Q. FLEXSCHEは上位システムとデータのやりとりが可能でしょうか?

はい、可能です。FLEXSCHE GPの標準のデータ入出力形式はCSVファイルで、仕様は完全に公開されています。
また、外部のデータベースとのマッピングを定義する機能(FLEXSCHE EDIF)もあります。

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Q. FLEXSCHEを動かすのにDB製品のライセンスが必要ですか?

いいえ、不要です。FLEXSCHEはメモリ上に全てのデータを保持します。独自のオブジェクトデータベースを持っているとも言えます。

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Q. FLEXSCHEはサーバー・クライアント方式で動作するのですか?

アプリケーション自体はPC単体で動作します
データをサーバーに置いて、クライアントPCでFLEXSCHEを動作させ、サーバーのデータをロードしてスケジューリングする、という運用も可能です。

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Q. FLEXSCHEを大勢で使うことはできますか?

1ライセンスにつき1台のPCで利用できます。

なお、大勢で使用するというケースには、細かく分けると
1.スケジュールを立案するのは1人で、その結果を閲覧するのは複数
2.スケジュールを立案する際にも複数の人が連携したい
があるようです。

1のケースのために、スケジュールを閲覧するための製品 FLEXSCHE Viewer があります。FLEXSCHE GPと同様に、様々なチャートでスケジュール内容を確認できます。ただしスケジューリングはできません。その分、低価格となっています。

2のケースのために、FLEXSCHE Communicatorというサーバー製品があります。複数の担当者が同時に1つの計画内容を閲覧・変更することができます。そのためにはもちろんデータの整合性が失われないようにする仕組み(「排他制御」)が必要ですが、FLEXSCHE Communicatorはそれを実現しています。
(生産スケジューラという、様々なデータが絡み合ったシステムに対してそれを実現するのは、実は画期的なことなのです。)
ただし、「船頭多くして船山に登る」に陥らないようにするためには、単にデータを共有するだけでは不十分で、意思決定における担当者間でのルールの取り決めが必要でしょう。

FLEXSCHE Viewer 製品情報
FLEXSCHE Communicator オートデモ

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Q. 「ネットワークライセンス」とは?

通常のライセンス(シングルライセンス)では、PCにライセンスキーを接続しておくことでFLEXSCHEを実行できますが、ネットワークライセンスでは、ネットワーク上の一定数のPCまで同時にFLEXSCHEを実行できます。FLEXSCHEのインストール自体はライセンス数以上の台数にも可能で、同時起動数だけが制限されます。
ただし、通常のライセンス数に応じた費用に加え、別途ライセンス(ネットワークライセンス対応機能)が必要です。

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Q. FLEXSCHEはターミナルサービスやCitrix社のMetaFrame上で動作するでしょうか?

はい。動作します。ただし、通常のライセンス数に応じた費用に加え、別途ライセンス(ターミナルサービス対応機能)が必要です。

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Q. FLEXSCHE GPに独自のスケジューリングロジックを組み込むことができますか?

できます。
FLEXSCHE GPのベースには、「FLEXSCHE Components」という、生産スケジューラを開発するためのソフトウェア部品(COMインターフェイス準拠)があります。さらに、FLEXSCHE Componentsには、作業を割付けるためのメソッドが用意されており、FLEXSCHE GPもそれを利用しているに過ぎません。
つまり、外部モジュールからでも、FLEXSCHE GPの保持する内部データに完全にアクセスすることができ、かつ、FLEXSCHE GPが利用しているのと同じ手段で作業を割付けることができるというわけです。

とはいえ、FLEXSCHE GPの標準機能も十分強力ですので、通常の場合はそれで十分です。現状では割り付けロジックを独自に開発されているケースは少なくなっています。

開発者向け情報
FLEXSCHE Components オートデモ

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Q. 「FLEXSCHE GP上級オプション」とは?

FLEXSCHE GPのスケジューリング機能は、標準でも非常に強力ですが、さらにそれを拡張するためのオプション製品です。
生産スケジューラの導入では、当初認識されていなかった操業上の制約やルールが、後になって重要だと判明することも多いものです。
そのような場合、「どこまでもカスタマイズできる」というFLEXSCHEの特長を活かして、独自ロジックを実装していただくのも1つの選択ではありますが、スケジューリングロジックを開発するためには高度な論理性とスキルが必要となります。
そこで「全てのお客様に必要というわけではないものの、特定のお客様では必要となることもある」という機能を、あらかじめオプションとして用意しました。
具体的には、資源占有オプション、オーダー自動引当てオプション、メンテナンス作業割付けオプション、などがあります。
FLEXSCHE GP上級オプションのライセンスは、ユニット数で管理されます。各オプションには必要なユニット数が定められており、ライセンスされた合計ユニット数以内で組合せを自由に選択し直すことができます。

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Q. 導入実績はどれくらいですか?

ライセンス数は406本(2002年3月~2011年11月)です。業種は、素材、機械、自動車、電子部品、半導体、化学、飲料、医薬品、など様々です。

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Q. シェアは何位ですか?

2009年の富士経済の調査によると、2008年単独の国内の金額シェアは2位だったようです。

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Q. 他社の生産スケジューラとの比較表はありますか?

申し訳ありませんが配布しておりません。
理由は、他社のパッケージの正確な情報を常に把握できているとは限らないからです。内容に間違いがあってはいけませんので。
(実際のところ、随時バージョンアップされていく他社製品の情報を正確に遅滞なく把握し続けることは、果たして可能なのでしょうか??)
もちろん、お客様が作成した比較表にFLEXSCHEの情報を記入することは可能です。
ただし、何を比較項目とするかは、お客様がしっかり考える必要があります。ベンダーに項目を作らせてはいけません。自社製品をアピールするのに都合のいい項目が並ぶのがオチです。判断を誤り導入効果を低下させる元凶となりかねません。

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Q. ユーザーサポートにはどのようなものがありますか?

1.体験セミナー、2.メーリングリスト、3.OpenDay、4.トレーニング、5.個別導入支援(カスタマイズ開発代行、導入コンサルティング)、などがあります。
このうち、1~3は無償で、どなたでもご利用いただけます。

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Q. メーリングリストとは?

会員制のメールサービスです。登録済み会員だけがメールを投稿したり閲覧したりできます。

ユーザー向けメーリングリストでは、FLEXSCHEの操作方法・データ設定・ルール設定についてのご質問や、製品仕様についてのご要望などを承っています。また、スケジューリング全般についての質疑応答や議論の場としてもご活用ください。

また、開発者向けメーリングリストは、FLEXSCHE上で動作するアドインの開発方法や質疑応答や議論の場として活用いただいております。

いずれのメーリングリストも投稿内容は会員間で共有されますが、匿名投稿も可能ですので、恥ずかしがらずにどしどし投稿してください。

ユーザーメーリングリスト申込み
開発者向けメーリングリスト申込み

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Q. OpenDayとは?

弊社オフィスを弊社関係各社様に開放し、皆様からの来社を歓迎するという、無料のサービスです。
FLEXSCHE製品の運用、導入、開発インテグレーション、営業活動に関すること、スケジューリングや一般的なソフトウェア技術に関する議論、四方山話など、どんなことでもお受けします。
「生産スケジューラの稼動のためには、パッケージを供給するだけでなく、その利用技術や導入ノウハウを伝授することも重要」という思いから始めました。
当初は月1回の開催でしたが、現在では、ご好評いただきまして、月2回開催しています。

OpenDay詳細・申込み

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Q. 「FLEXSCHE」って何語ですか?

「FLEXSCHE(フレクシェ)」は、「FLEXible(柔軟な)」と「SCHEduler(スケジューラー)」を合体させた造語です。(フランス語ではありません。)
生産スケジューラには柔軟性が必要、という思いを、製品名および会社名に込めています。
その名に恥じぬ製品を、今後も提供し続けてまいります。

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株式会社フレクシェについて

Q. 国籍はどこですか?

日本です。

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Q. 親会社はどこですか?

ありません。独立した会社です。

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生産スケジューラの導入検討

Q. 生産スケジューラって何ですか?

「生産スケジュール」を立案するためのソフトウェアです。
「生産スケジュール」は「日程計画」とも言います。各オーダー(注文、製番)を生産するのに必要な一連の「作業」に対して、実施する日時や使用する資源(設備・機械・工具・人)を割り当てたものです。
生産スケジュールに基いて「作業指示」が出されることになるので、生産スケジュールは、操業上の様々な制約やルールを守ったものでなければなりません。

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Q. 生産スケジューラを導入すると、どんな効果が得られますか?

簡単に言えば、「生産に関する色々なことが明確になる」ということです。

混沌とした工場では、例えば、下のようなことが不明確なのではないでしょうか。
・現状の製造リードタイムはどれくらいなのか
・各オーダーはいつ製造完了するのか
・在庫の適正量はどのくらいなのか
・どの工程がボトルネックなのか
・設備や機械は必要十分なのか
・原料XXXに対して、いつ、どれだけの量を手配すればよいのか
・生産性を上げるためには、各設備でどういう順番にオーダーを流していけばよいのか
・製造の作業者の中で誰が忙しくて誰がヒマなのか
・どこをカイゼンすれば全体としてどうなるのか

生産スケジューラを核とした生産計画・生産管理システムによって、これらのことが明確になります。「目で見る管理」を実現できる、とも言えます。
しかも、過去や現在だけではなく、ある程度未来の状況まで見通すことができます。従って、今後発生しそうな問題に対しても、後追い(泥縄)ではなく、事前に十分検討して、効果的・効率的な対策を施すことができます。

例えば、日経ビジネスオンラインの人気コラム「熱血!会計物語 ~経理部長、団達也が行く~」の第28~30話では、限られたリソースで効率的に生産するためにどうすればよいか、という話題が取り上げられています。

「熱血!会計物語 ~経理部長、団達也が行く~」へのリンク

そこでは、達也はボトルネック工程の重要性を説き、益男を論破しようとするのですが、逆に反感を買ってしまいます。もし、達也が生産スケジューラを使って上手に「見える化」していれば、スムーズに共感が得られていたかもしれません(そうなると物語は盛り上がりませんが)。

ちなみにその内容をFLEXSCHEで実現すると次のようになります。
FLEXSCHEサンプルデータ

【達也案】

達也案


【三案比較】

三案比較


こうしてみると、達也案が、稼働時間 最短 かつ 限界利益 最大 となり、最も優れていることが一目瞭然です。
生産スケジューラは工場の未来を見通す魔法の眼鏡、と言えるかもしれません。

ただし、眼鏡が曇っていれば、見えるものも限られてしまいますし、眼鏡が歪んでいれば、見えるものも歪んでしまいます。適切な判断を下すためには、クリアな眼鏡が必要です。
そのためにも、「工場にフィットする生産スケジューラ」を導入することが非常に重要です。

ところで、上のような効果を期待してERPを導入されることも多いようですが、実際には、このような細かなことに関してはERPではデータが粗すぎて十分ではなく、生産スケジューラで初めて効果が得られる、ということもまた多いようです。

生産スケジューラの導入効果についてもう少し詳しく説明しておきます。生産スケジューラを導入することによって、直接的には以下の効果が得られます。
1.効率的なスケジュールを立案できるようになります。
2.計画作成の属人性を削減できます。
3.高速にスケジューリングできるので、状況の変化に素早く対応できるようになります。
4.工場全体を、将来にわたって、精度良く、見通せるようになります。
5.どこに問題があるのかが明確になり、また、各対策案によりどのような効果が得られるのかを事前に定量的に確認できるようになります。したがって、的確に判断できるようになり、また、適切な対策を早い段階で実行することができるようになります。

その結果として、
・生産性向上
・製造リードタイム短縮
・納期遵守率向上
・在庫量削減
などの効果が期待できます。

これらの効果の大きさは、工場の規模や取り組み方、景気などの外部要因によっても変わってきますが、リードタイムや在庫量に関して言えば、20%~50%改善されることも珍しくありません。

ただし、注意すべきなのは、生産スケジューラを購入すればそれだけで効果が出るわけではない、ということです。上で「効果が期待できます」と書いたのは、実はそれが理由です。たとえば、スケジューラによって「この資源がボトルネック」とわかっても、それに対して何のアクションもしなければ、それまでです。一方、そのボトルネック資源を徹底的に活用し、段取り替えを短縮し、代替資源を見つけてくるなどの努力をすれば、大きな効果が得られます。

つまり、生産スケジューラはあくまでもツールです。人間がそれを使って、判断し、行動することによって、初めて効果が得られるのです。

特に、これは生産スケジューラの特徴・宿命なのですが、導入には工場全体の様々な部署の関与が必要です。また、通常の場合、導入によって業務の内容が変化します。それらの関係者(=ステークホルダー)をどのようにして前向き・主体的に取り組ませるかで、効果は大きく異なってきます。場合によっては、各部署や社員の評価基準も変える必要があります。
したがって、ソフトウェアに詳しい若手社員に任せておけばいい、というものではありません。社長や工場長の直属部隊が、しかるべき権限と責任を持って進めるべきです。

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Q. 生産スケジューラパッケージを選ぶ際には、どんな点に注意すべきでしょうか?

使いやすさ、機能、価格、・・・など、様々な評価基準があるでしょうが、特に大事なのは、「工場に合うかどうか」です。工場に合わないパッケージを選んでしまうと、悲惨なことになります。
工場に合わなければ、効果が限定されます。稼動や運用に要するコストや手間に比べて効果が小さければ、誰も使いません。費やした時間やコストが無駄になるだけでなく、本来得られたはずの効果を逃したことも大きな損害です。

とは言うものの、本当に合うかどうかの判断は、正直、なかなか難しいものです。

というのは、パッケージのことは使っていくうちに理解していくものです。逆にいえば、完全には把握していない段階でパッケージを選定しなければならないことが多々あります。
また、導入を進めていくことによって、工場側の各担当者がようやくイメージをつかめるようになり、そこで初めて本当の要求が出てきて、そのときになってパッケージに合わないことが判明する、というケースも珍しくありません。
さらに、製造業は「日々新た」でなければなりません。したがって、それを支える生産システムについても、運用開始後の変更や改善は、確実に必要です。
したがって、それらの要求の変化を見越して、それに耐える「懐の広さ」を備えたパッケージを選定する必要があります。

つまり、
・工場に合うこと
・柔軟性に富むこと
が非常に重要です。

また、長く使っていくものであり、また、導入には様々なノウハウが必要になるので、
・使いやすさ
・製品および開発元の将来性
・サポート体制
なども重要な点です。

なお、工場に合うかどうかを判断するのに、同じ業種への導入実績がどれくらいあるかは、参考にはなりますが、過信は禁物です。
というのは、現在本当に稼動しているかどうか不明確ですし、また、同じ業種でも工場によって様々な違いがあるからです。やはり自己責任でしっかり検討すべきです。

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Q. 生産スケジューリングシステムを導入するのに、どれくらいの期間、コスト、マンパワーが必要ですか?

導入前の状況や、ゴールのレベル、進め方の巧拙、などによって非常に様々です。

あえて参考として数値をあげれば、最初の稼動までで、
期間:数カ月~1年半
システム構築コスト:数百万~数千万円
ユーザー企業側マンパワー(システム構築除く):数人月
というところでしょうか。

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Q. 生産スケジューラをユーザー企業だけで導入できるでしょうか?

不可能ではありません。
ただし、生産スケジューラの導入には様々な「重要ポイント」があるので、ノウハウを備えたコンサルタントやシステムインテグレーターに手伝ってもらうのが安全かつ効率的です。
実際、ユーザー企業だけで導入しようとした場合、プロジェクトが長期化する傾向が強くなっています。
早く立ち上げて早く効果が得られるメリット、失敗に終わった場合のデメリット、コスト等を比較して、判断してください。

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Q. 生産スケジューラを導入したいのですが、上司がOKしません。どうやって説得したらいいでしょう?

ケースバイケースでなかなか難しいですが、一般論としては、「会社にとって、生産スケジューラを導入するのと、しないのとで、どちらが良いか?」で、「導入するほうが良い」と判断されればOKとなるはずです。
そのためには、判断者の思考・志向・嗜好を踏まえて、判断材料を提示しましょう。
判断材料としては、例えば、「経営環境」「現状分析」「経営課題」「経営効果」「コスト」「実行計画(実現時期、本当に実現できるのか、想定リスクとその対処)」「やる気」などがあるでしょう。
説得しているうちにいつの間にか敵対するかのような状況になりがちですが、「論破」でなく「共感」してもらうにはどうすればよいか?を考えることが大切です。
政治的には、直属の上司がダメならさらにその上から、などの手もあります。
但し、一般的には、OKが出ないのは、訴える側の視野が狭いから、であることが多いようです。
本当に必要だとの信念があるのなら、めげずに何度もトライしましょう。

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生産スケジューラの導入方法

Q. 生産計画システムを導入するのに、どんな手順で進めればよいでしょうか?

例を示します。もちろん、これが絶対唯一というわけではありません。

1.会社や工場の置かれている状況、課題を整理します。

2.生産スケジューラがどのようなものなのかを調べます。
それには、
・体験セミナー・紹介セミナーへの参加
・導入事例記事を収集
・書籍やWebページから情報収集
・パッケージの評価版を試してみる
などの手段があります。

3.1、2を踏まえて、会社や工場の「あるべき姿」の案を作ります。また導入プロジェクトのメンバーを選定します。

4.導入プロジェクトを立ち上げます。
状況・課題・あるべき姿について意思統一し、プロジェクトの目的とゴール、概略の実行計画を定めます。
また、プロジェクトおよびメンバーの役割・責任・権限・各種手続きを明確化します。

5.運用方案を描きます。
どんなシステムをどんな風に使用するのか、誰が何にどのように関与するか、どんな役割を果たすか、のおおよその案を作成します。

6.要求項目を明確化します。
運用方案を実現するために必要な項目を洗い出し、要求項目として明確化します。
要求項目は、RFP(Request for Proposal)とも呼ばれます。
RFPの作成をコンサルタントに手伝ってもらうこともあります。

7.要求項目を実現する手段を決定します。
通常、システムインテグレーターに提案させ、その中から選択します。パッケージもこのときに選定することになります。
場合によっては、その妥当性を検証するために、プロトタイプを作成して評価します。そのために生産スケジューラパッケージを特定期間レンタルすることもできます。

8.システム構築を行います。
実現すべきもの・実施すべきものとしては、
・運用手順書およびマニュアル(の作成)
・既存システムとのインターフェイス(の開発)
・生産スケジューラのために必要となるデータ(の整備)
・生産スケジューラ(の購入、カスタマイズ、設置)
・スケジューリングルール(の調整)
・作業指示システム(の開発)
・実績収集システム(の開発)
・インフラ(PC、サーバ、ネットワーク、携帯端末等)の整備
・システム動作テスト
・利用者教育
などがあります。

9.実運用を行います。
・データのメンテナンス
・課題の抽出、検討
・システムのバージョンアップ
これらは永久に続きます。
運用で手を抜くと、せっかく作ったシステムがあっという間に埃をかぶってしまいます。逆に言うと、無理なく実行できるような運用方法を、あらかじめデザインしておくことが大切です。

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Q. 生産スケジューラを動かすのに、どんなデータが必要ですか?

一言で言えば、「モノと時間に関する全ての情報」が必要です。
具体的には、下の通りです。どのパッケージでも本質的には同様です。

1.工場の稼動データ
どんな機械や設備があり、いつ稼動するか
どんな人がいて、各日の勤務時間は、いつからいつまでか

2.製品の作り方
各製品を作るのに、どんな工程を通るか、どんな材料をどれだけ使うか
各工程では、どの資源を使って、どれだけ時間がかかるか(正味の作業時間)
工程と工程の間にはどれだけ時間がかかるか

3.注文、オーダー
どの製品を、いくつ、いつまでに

4.現在の状況
各作業はどこまで進捗しているか
各品目の在庫はどれだけあるか

5.その他の操業制約
前後の組合せに依存する段取り替え、搬送時間、・・・

なお、FLEXSCHEの場合、データを視覚的に編集するための製品 FLEXSCHE Editor があります。入門ガイドなどに従って操作しているうちに、おおよそのところは把握できてくるのではないでしょうか。

FLEXSCHE Editor オートデモ

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Q. データを整備するのが大変です。何かいい方法はありませんか?

確かにいろんなデータが必要になります。あれもこれもと考えると、あまりに膨大で気が遠くなるかもしれません。
しかし、コツがあります。

1.データの精度
全体に大きく影響するデータと、そうでないデータがあります。影響の大きいデータの整備には力を注ぎ、そうでないものについてはそれなりで十分です。

例えば、「工程毎の所要時間」の精度は、(意外かもしれませんが)まずは「それなり」で構いません。
というのは、データと実際でそれほど大きくズレません。せいぜい倍・半分程度でしょう。
また、ズレたとしても、資源毎に効率を設定してまとめて補正してしまうという方法があります。工程での滞留時間を現実に近くすることができるので、結果としてオーダー毎のリードタイムの精度もそれほど悪くはなりません。

それよりも重要なのは、「工程毎の利用可能資源」です。
よくあるのが、基幹システムには各工程の代表的な利用資源しかデータがないものの、実際には他の資源でも作業できる、というケースです。
もし他に利用できる資源が5つあったとしたら、6倍の違いとなります。

これは、たとえて言えば「高速道路の最高速度と車線数」の関係です。車の速度が違うといっても2倍まで変わりませんが、車線が1本なのか6本なのかによって通過時間は大きく変わってきます。

また、作業指示を出す際には、利用できない資源を利用するような計画は許されません。その意味でも、「工程毎の利用可能資源」は重要です。

2.まずは簡単に得られるものから
ただし、慣れないうちは何が大きく影響するかわからないでしょう。最初は、精度よりも得やすさを優先すればよいです。
既に利用できるデータがあるなら、もちろん、それを流用します。
データがない場合は、いきなり精度の高いデータを整備しようとするのではなく、まずは、簡単にやれる範囲でデータを用意します。
スケジュール結果を調べてズレの大きい部分を抽出し、その部分の精度を上げる方法を考案します。それを繰り返し、徐々に精度を上げていくことをお勧めします。

3.パッケージ非依存にする
整備するデータは、なるべく、スケジューラーに依存したデータではなく、工場に依存した、本質的なデータ形式とすることをお勧めします。
というのは、スケジューラーはあくまでも手段なので、将来変更する可能性もあります。スケジューラー自身、将来のバージョンアップで、簡単な設定で実現できるようになるかもしれません。
また、整備する前のデータは、様々なところに散在しているのが普通です。それらを集約する際には、多くの方々が関与する必要があります。それらの方々に、データを整備する時点で、パッケージのデータ形式を正確に伝授するのは困難です。
したがって、工場の情報を本質的に表せるような形式にして、パッケージに対しては、データを変換するコンバータを用意するのが良いでしょう。

ただし、規模の小さな工場の場合や、データ設計に慣れていない場合、基幹システムにデータがない場合などは、スケジューラー固有のデータモデルに合わせて、データを構築していくのも1つの策ではあります。

4.片手間ではなく正式業務とすること
データの整備・保守は、かなりの労力を必要とし、また、稼動後も永久に続きます。
したがって、担当者に片手間でやらせるなどというのは論外です。非常に重要な業務であると組織全体が認識して、妨げられることがないように配慮しなければなりません。

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Q. 生産計画システム導入プロジェクトを進めていくと、実現したいことが次から次へと膨らんで困ってしまいます。どうしたらいいでしょう?

システムの安定性に問題がある等の致命的な不具合を除いて、通常は、「次のステップ」で実現する方が良いです(「段階的導入」といいます)。
というのは、ちょっとした機能でも、積み重ねれば工数は膨らみます。完成時期を遅らせると、段々と士気を保つのが大変になりますし、成果を得るタイミングが遅れることによる損害も忘れてはなりません。また、システムインテグレーターを困らせることはWin&Winの関係を保つためにもなるべく避ける方がよい(「情けは人のためならず」)です。
なお、システムインテグレーターに対して、当初の契約にない作業を強要するのは、違法となるおそれがあり、企業統治の上でも問題です。

ただし、どうしても必要な項目が発覚したときには、やらないわけにはいきません。その場合は、優先度を決めます。
具体的には、「実現したいこと」の1つ1つについて、本当に必要なのか、いつ必要なのか、誰にとって必要なのか、それによってどんな効果が得られるのか、それがないとどんな損害があるのか、他に手段はないのか、を確認して、それらを比較し、優先度を決めます。優先度が低くなったものは後回しにします。

プロジェクトを進める上では、様々な優先判断が必要になります。あらかじめ、そのための仕組み・手順・権限・責任を明確にしておきましょう。ことが起きる前にルールを決めておくと、後々スムーズです。

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なかなか難しい問題です。

生産スケジューラの導入の特徴として、様々な部署が関与することが挙げられます。
しかも、生産スケジューラの導入前の段階では、仲がそれほど良くないことも珍しくありません。
たとえば、製造と営業とでは意見が真っ向から対立して、生産計画担当がその板挟みで苦しんでおり、その解消のためにこそスケジューラーの導入が必要、というケースも多々あります。

ここで重要になるのは、「目的は何か?」という考え方です。言い換えると、視野を広げて、大義を確認し、末節に固執するのを防ぐのです。
生産計画システムの構築は、「会社の利益のため」にやっているはずです。
各部署の利害関係が絡んでもめやすいところですが、「会社のためになるのはどちらか」を考えるようにしましょう。
議論は、「勝ち負けの争い(ディベート)」ではありません。「より良い方法を探す営み」です。
多くの場合、漠然と見れば対立しているように見えても、「その目的は?」を掘り下げて細かく分析していくと、本当に対立しているわけではないことがわかり、したがって、何らかの方法が見つかるものです。

そのためにも、導入プロジェクトの立ち上げのときに、プロジェクト自体の目的を明確にし、かつ同意しておくことが重要です。

また、案ずるより産むが易し、という面もあります。議論だけで明確になるものは限られています。やってみてダメなら変える、ということが許される項目については、やってみるのも手です。

とはいえ、身内だけだと「小田原評定」になりがちなのも事実です。経験豊富なコンサルタントやシステムインテグレーターの助言が役立ちます。

日本ではまだまだそのような場面でコンサルティング費用を惜しむ傾向が強いようですが、システム完成が未来に延びる、あるいは失敗に終わり頓挫することによる逸失利益を考えると、通常は、はるかに安くつきます。
ただし、問題は、どこに優秀なコンサルタントがいるのかが、わかりにくいことかもしれませんね。

優秀なコンサルタントがどこにいるのかはわかりにくくても、コンサルタントが優秀かどうかは、かなりの場合は、「明解さ」「わかりやすさ」で判断できるのではないかと思います。というのは、コンサルタントは、実際に行動するのではなく、どういう行動をすればよいかの指針を与えるという役割を担うわけですから、実行者に対して、むずかしい問題をかんたんにとらえるための見方を提供できることが、実際に必要だからです。むずかしい問題をむずかしく解説するのは凡人でもできます。知識や経歴をひけらかすのは論外です。

その見極めのためには、「なぜ?」「なぜ?」を繰り返し投げかけることをお勧めします。これにより、以前の発言の根拠がどのくらいしっかりしているのかを確認できます。優秀なコンサルでも全智全能ではありませんから即答できないこともあるでしょうが、その場合でも顧客のことを第一に考えて、誠実な回答をするはずです。

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Q. 生産スケジューラ導入に成功するためのポイントは?

この質問に対する回答は、このQ&A全体のまとめにもなります。

【生産スケジューラ 導入成功の三本柱】


1.適切な生産スケジューラパッケージ
2.パッケージ利用技術
3.導入の体制・進め方
これが導入成功のための三本柱です。

【1.適切な生産スケジューラパッケージ】
「生産スケジューラはどれも同じ」と思われるかもしれませんが、実際にはそうではありません。したがって、選定の際には、慎重に検討すべきです。

やりたいことに合わないパッケージを選んでしまうと悲惨なことになります。
失敗に終わった場合、もちろんパッケージの費用が無駄になってしまいますが、それだけではありません。
労力が無駄になります。
適切なパッケージを選べば効果を出していたはずだとすれば、それに比べて利益を逸失していることになります。
失敗体験を積んでしまうことによるトラウマも無視できません。

もしかすると、合わないと分かった時点でパッケージを選び直す方が良いかもしれません。それくらい失うものは大きいのです。

その一方で、合わないとわかるのが、導入プロジェクトがかなり進んで、本稼働直前になってから、ということも少なくありません。パッケージの真価は深く使ってみて初めてわかるものなのかもしれません。

失敗しないためには、パッケージに詳しい人や生産スケジューラ導入の経験が豊富な人に手伝ってもらうのがよいでしょう。
やりたいことを整理して、そのパッケージでできるかどうか、どう実現すればよいかを尋ねるのです。
導入の経験を積んでいれば、この辺があやしそうだな、といった勘が働くものです。その辺りを各パッケージではどうなのかを確認していくことで、選定ミスのリスクはかなり減らすことができるはずです。

なお、「やりたいこと」「やるべきこと」が導入推進中にも変わっていくこともよくあります。
というのは、生産スケジューラというものがどういうものなのか、導入開始時点ではよくわかっておらず、進めていくにつれてイメージが掴めてきて、その時点になって初めて「ああ、そういうことなら、こういうことを実現したい」と具体的な要望が出てくることが多いからです。
また操業上のルールや制約が、最初から全て洗い出せているとは限りません。当初は軽視していたものが実は重要であると判明することもあります。

これらはある意味自然なことで、完全に回避するのはなかなか難しいものです。

テクニックとしては、本当にやりたいこと&やるべきことを確認するために、また、そのパッケージで実現できるのかを確認するために、プロトタイプを作って感触を掴んでみる、という方法があります。
実際問題としては、選定前に複数のパッケージで並行してプロトタイプを作成するというのは、なかなか大変な作業ではあります。とはいえ、最低でも事前調査で最も有望となったパッケージについては、プロトタイプを作成するべきでしょう。

ただし、繰り返しになりますが、パッケージ選定前に全てを見通すことは、やはり難しいものです。
また、実際にシステムが稼働して運用を続けていく中で、状況が変化し、新たな要望が発生することもあります。というよりむしろそれが普通だと認識しておくべきです。
したがって、パッケージを選ぶ際には、その時点では判明していないような将来の要望にも対応できるように、「懐の広い」パッケージを選んでおくのが安全です。

【2.パッケージ利用技術】
パッケージに機能があっても、それをうまく使えるかどうかはまた別の話です。

実際、以前、ある生産スケジューラパッケージ(FLEXSCHEではありません)のユーザー会に、ユーザーとして参加したことがあります。その際に他の参加者に稼動状況を尋ねてみたところ、稼動していないという返事が多く驚きました。稼動していないという方に詳しく話を聞くと、確かにそれは当時のそのパッケージでは難しい、というものと、いやそれはうまく使えばできるはず、というのが、およそ半々でした。

導入の際には、現実世界の要求とパッケージの機能をマッチングさせる必要があります。場合によっては、パッケージの様々な機能を深く知っておき、それらを組み合わせることも必要になります。ある種のパズルを解くような、そんな感覚に近いものがあります。

とはいえ、何事にもコツはあります。頑張ってそういうコツを見つけ出すか、あるいは、それを知っている人に手伝ってもらうか。どちらかを選ぶことになるでしょう。
ただし、独自にパッケージの利用のコツを見出すのは、実際にはなかなか大変かもしれません。普通は、導入をいくつか経験した上で、なんとなくわかってくる、といったところでしょう。

だから、一を聞いて十を知ることができる人が社内にいるなら別ですが、そうでなければ経験豊富なインテグレーターに手伝ってもらうのがお薦めです。方法を自分で見つけ出すのは難しくても、誰かが見つけたものを理解するのは比較的易しいものです。

【3.導入の体制・進め方】
システム導入プロジェクトの成功率は約3割、という調査結果があります。アメリカでは16%だったという報告もあります。
ネットで「システム構築 プロジェクト 成功率」というキーワードで検索してみると、いろいろと出てきます。調べてみてください。

さらに厄介なことに、生産スケジューラの場合、関与する部署が多岐にわたるという特徴があります。ざっと挙げてみても、生産管理、製造、販売、調達、生産技術、システム部門、などなどです。
プロジェクトの推進中、それらの担当者は、それぞれの立場で意見を主張することでしょう。担っている役割が違えば考え方も違います。それらの意見をまとめていくのは、なかなか大変なことです。
また、導入においては、議論だけでなく、かなりの手間・工数・労力を必要とする色々な作業が必要になります。本来の業務を抱えている中でそれらの作業を行っていくのは大変なことで、周囲の理解と支援が必要です。それがないとモチベーションを維持することが難しく、プロジェクトの遅延や停滞につながってしまいます。
また、生産スケジューラで効果を得るためには、多かれ少なかれ、今までやってきたことを変えることが必要になります。人間は誰しも、慣れ親しんだものを捨てるのには抵抗を感じます。また自分の立場が脅かされそうだと感じれば、防衛しようとするのは自然なことです。

そのような場合、すなわち、議論で意見がまとまらなかったり、作業が進まなかったりしたときには、本来の目的を再確認し、何が重要かを判断し、優先順位を明確にし、各担当者を納得させ、前向きに取り組んでいけるようにするリーダーシップが必要になります。関与する部署が多岐にわたるわけですから、必然的に、それらの部署の担当者を納得させることのできる立場にいる方がリーダーを務める必要があります。間違っても、入社数年目の新しいモノ好きの若手に任せておけば大丈夫、などと考えてはいけません。

また、導入に失敗するリスクは、そこらじゅうに転がっています。じゃあそんな危険なスケジューラ導入なんてやめちまえ、となるかというと、ライバル会社が導入に成功しているとなったら、そういうわけにもいきません。なんとかして成功させるよりありません。
どういうリスクが潜在しているのか。それを事前に回避するためにどういう手段を講じるのか。そこではやはり経験がものを言います。その点でもやはり経験豊富なインテグレーターに手伝ってもらうことをお勧めします。

参考:測る企業は成功率が2倍に
参考:プロジェクトは失敗するのが当たり前!?

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