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FLEXSCHEプロトタイプ勉強会を開催しました

2023/01/20
written by イナガキ

イナガキ

皆さんこんにちは、営業部のイナガキです。

私がブログを担当するのは1年以上ぶりになってしまいました。ご無沙汰しております。

少し前のお話になりますが、去る92日、弊社では「FLEXSCHEプロトタイプ勉強会」を開催しました。今回の記事ではこの勉強会についてご紹介いたします。

FLEXSCHEの「プロトタイプ」とは、皆様がお持ちの工場の様々なデータをFLEXSCHEに取込みし、皆様の工場をFLEXSCHE上に表現して検証やシミュレーションにご活用いただけるものです。導入をご検討中のお客様などにご好評いただいております。

我々フレクシェ社の営業メンバーの大きな仕事の一つにお客様の工場のプロトタイプをお作りしてのデモンストレーションがあり、年間20本以上もプロトタイプ作成を行っているメンバーもいます。

営業部期待の新人神田がプロトタイプ作成業務について解説した記事はこちら

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しかし、プロトタイプを作るのは弊社だけというわけではありません。全国の弊社ビジネスパートナーや、時にはユーザー様自身でプロトタイプを作成する場面もあります。
プロトタイプ作成を行うことでFLEXSCHEへの理解が深まるという効果もあり、FLEXSCHEに携わる多くの人にとって重要なものです。

そこで、パートナーやユーザー様など、社外の方にプロトタイプ作成を体験していただき、作成のノウハウ習得やスキルアップを目指していただくため勉強会を開催いたしました。

プロトタイプ作成にはFLEXSCHEの基本的な知識が必須になりますので、「FLEXSCHE動画トレーニング」の基本編を修了済みである方のみを対象としました。また、操作やご質問に対するサポートを行うため、弊社オフィスにご来社いただくことが条件だったにも関わらず、告知から1時間もしないうちに当初予定していた定員が埋まってしまいました。

急遽定員を増枠し追加募集をかけたものの、こちらも告知当日に満員御礼という予想外の事態となりました。

弊社が想像する以上に皆様からプロトタイプに興味を寄せていただいていることに喜ぶとともに、講師をつとめる我々営業部は上がりきったハードルに緊張しながら当日を迎えることとなりました...()

ユーザー様でFLEXSCHEを自力導入している方、パートナーの営業担当の方、これからFLEXSCHEに携わる予定のエンジニアからベテランエンジニアまで、広い層の方にご参加いただきました。

勉強会は、モデルの異なる2つの「取込み元データ」について、それぞれ「取込み」→「モデリング」→「画面構成」という流れにそって、講師の説明とともに参加者の皆様に実際に手を動かしていただいてプロトタイプを作っていただく内容です。
取込みには、csvファイルやデータベースからFLEXSCHEにデータを取り込むためのFLEXSCHE EDIFというツールを利用します。

「取込み元データ」は皆様の工場でお持ちのデータのイメージとして弊社がお作りしたものですが、本来は当然、皆様それぞれにお持ちのデータの形式や内容は異なります。検討中のお客様からはよく「FLEXSCHEにデータを取り込むために各マスターをFLEXSCHE用フォーマットに合わせて新たに用意しなければならないか」というご質問をいただきますが、EDIFを活用することで現在お持ちのデータをそのまま取込むことが可能です。

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Excelxlsxなどの形式のファイルは、そのままでは取込むことができないので一度csv形式のファイルに書き出しをしてから取込みすることになります。csvファイル書き出しの際によくある「数字にカンマが入ってしまう」「日付の形式がおかしくなってしまう」といった注意点についても、FLEXSCHEとは直接関係ない部分ながら実践では気をつけるべき部分として解説しました。

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講師の解説が終わると参加者の皆さんに実際に設定を試していただきます。中には、EDIFを今日初めて触る方もいらっしゃいましたが、マウス操作でのマッピングが中心になるため前半はつまずく方も少なくスムーズにすすんで行きました。

複雑な条件がある場合には、takt式と呼んでいるFLEXSCHE独自の計算式をもちいた設定も登場します。これについては、FLEXSCHE動画トレーニングの中でも「上級編」で解説している内容になりますので、初めて自分で式を書くという方も多数。
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講師が書いた式をそのとおり入力していただく場面も多かったのですが、参加されたユーザー様からは「takt式をより体系的に学べる勉強会を別に開催してほしい」といった意見も上がり、皆様のモチベーションの高さに我々も気が引き締まる思いでした。
なお、takt式勉強会については実際に開催する方向で開発スタッフ一同調整を行っているようですので、ご案内を楽しみにお待ちいただければ幸いです。

取込結果がFLEXSCHEに正しく展開されている様をみると皆さんホッとした様子。
ここから先はモデリングとして、スケジューリングルールの作り込みなど、皆様おなじみのFLEXSCHE GPの画面を操作して進めていきます。とはいえ、普段触らない部分の設定に戸惑う方も。
そういった場面では弊社スタッフがサポートしながら進めていきます。

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最後は業務で使いやすいように、情報を整理したり画面や帳票を設定したりと言った工夫をしていきます。

普段のデモなどではデフォルトで用意されている画面しかお見せできませんが、FLEXSCHEは異なる種類のチャートを組み合わせたり、見た目や色を変えたり、表示する情報やレイアウトを変えたり...と標準機能の組み合わせでかなり柔軟度たかく画面構成できるようになっています。これは見た目にも変化がわかりやすいので、プロトタイプ作成の中でも個人的には楽しいと感じる部分です。

画面構成.JPG

慣れてきつつある弊社営業スタッフでも実際のプロトタイプ作成には数週間、実時間でも数日以上しっかりと時間をかけて取り組むのですが、今回は3時間という限られた時間の中で2つのプロトタイプを作るという予定でした。
結果としては想定以上に時間がかかってしまい、1時間延長したうえ一部の内容は省略となるなど、心のこりな結果となってしまいました。生産スケジューラのメーカーとして、計画通りにいかなかったという点はなんとも残念ですが、この実績を活用し、次は無理のない予定で実施したいところです。

終了後にご参加頂いた皆様のお声を聞くと、

「初めてプロトタイプを作ったが、作成の全体像がイメージできた。今度は1つのモデルをより詳細に取り組んでみたい」

「これまでいくつもプロトタイプを作ってきたが、知らない機能がまだまだあるようだ。早速いま取り組んでいるお客様の案件で活用できそうな機能もあった」

「次は十分に時間をかけて、理解を深めながら学ぶような形で再度開催して欲しい」

といった様々なご意見をいただきました。
万事順調というわけではなかったものの、ご参加頂いた皆様には何らかの手応えを感じていただけたのではないかと思います。

という訳で、ご好評にお答えし前回の反省を活かし内容をブラッシュアップした上で
「第二回プロトタイプ勉強会」を開催させていただくことが決定いたしました!
202333日開催予定です。詳細は後日、弊社ホームページやユーザーメーリングリスト等でお知らせさせていただきます。

より多くの皆様に、プロトタイプ作成のノウハウと面白さを体験していただきたいと思いますので、ご興味のある方は是非、ご参加ください。

本日はプロトタイプ勉強会についてお話させていただきました。
また次回の記事でお会いしましょう!

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