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桜とFLEXSCHE d-MPS

2023/04/04
written by 望月 俊幸

望月 俊幸

皆さん、こんにちは。
ブログ登場2回目の望月です。

ブログ運営担当の神田さんに「望月さんブログの締め切り、近いんでよろしく!」と矢沢永吉さん的口調で指示されたので、ここぞとばかりに職権乱用しようと「忙しくて、無理!」と少し怖めに言ってみたのですがアッサリ却下。しかも「テーマは製品・サービスです」とカテゴリまで指定され「製品・サービスって何を書けばいいのよ?」と質問したのですが「まあとにかく何でもいいですから自分で考えてください、よろしく!」と冷たい反応。
もっと「優しさ」お願いしますよ、と思いながらブログを執筆しております。

うーん、製品・サービスかぁ..さてどうしよう。
よし! 最近、問い合わせが多いFLEXSCHE d-MPSにしよう。
ということで突然ですが皆さん、FLEXSCHE d-MPSという製品、ご存じですか?
見込み生産型製造業に大変ウケがいいんですよ!


202303望月さん.png

「見込み生産」について詳しい説明は生産管理の教科書に任せるとして、要するに生産リードタイムより顧客要求リードタイムの方が短いため、あらかじめ出荷量を予測し「事前に生産せざるを得ない製造業」のための生産方式ということになりましょう。
コンシューマー製品メーカが見込み生産型製造業の代表としてイメージしやすいかと思いますが、自動車部品メーカーに代表されるような内示、フォーキャストに基づき生産を開始し、確定受注の出荷に間に合わせる、といった業態も見込み生産と言えるでしょう。
知見のある方曰く内示に基づいている時点
でその在庫は見込み在庫ではなく、引当在庫なので・・・といった意見もあるようですが、その辺りの話しはまた別の機会に。

FLEXSCHE d-MPSは見込み生産をしている製造業向けの需給調整ツールです。
MPSは「Master Production Schedule(基準日程生産計画)」ということですから、教科書的には生産のMasterであって、基準となるもので、だからシッカリ定めましょう、という教えというか、考え方になるかなと思います。ですが現在の市場環境では需要は変化しますし、原材料の調達にも変化があり、Masterを変化させないまま生産し続けることは難儀な世の中になっています。
こで「市場動向に応じてダイナミックに基準日程生産計画を見直しましょう」という発想でMPSにDynamicの「d」を付しFLEXSCHE d-MPSがリリースされたわけであります。

先日あるコンシューマー製品メーカーから「FLEXSCHE d-MPSを需要予測に活用したい」と連絡がありました。
「FLEXSCHE d-MPSは需要予測のソフトウェアではな
く需給調整を支援するためのソフトウェアです」と解説するに至ったのですが実は今回だけでなく過去に何度も同様の問い合わせを頂戴しているんです。「需給調整ツール」としてFLEXSCHE d-MPSを販売しているわけですので不思議な現象だなぁとは思います。
勝手な推測ですが「見込み生産型製造業」にとって「需要予測の精度が上がればなぁ」という部分と「予測通りにはいかないから需給調整が大変」は結びつきが強いんだろうと思うんです。だから切り離して考えることが難しいと言いますか、同じカテゴリとしてとらえているといいますか、きっとそういうことなんだろうと勝手に思ったりしています。
最近、需要予測ソフトとFLEXS
CHEをセットにしてご提案するケースが増えているので、勝手な推測は案外、的を得ているのかもしれません。ただ需要予測の精度が向上したとしても、これから先、ますます多品種少量化は進むわけで、需要予測単位が週から日へ、日から時間へと細かくなることが予想されるわけで、需要を完全に読み切ることはできないわけで、そうなると需要に応じた供給を速やかに調整しなければならないわけで、ということで今後、ますますFLEXSCHE d-MPSの需要は伸びるんだろうなあ、なんて需要予測してみた次第です。

そろそろオチに入らなければ。
最近、家の近所で桜の芽のふくらみが大きくなるのを見ながらウォーキングするのが一つの楽しみになっています、「そろそろ春だなあ」なんて呟きながら。
桜を見ながら川を見ながらウォーキングしながら、ふと、そろそろ期末(4月末)だなぁ、今期は需要に供給が追いついていなかったなあ、来期の需要はどうなるんだろう?
なんて考えてみると、そっかぁ当社にも「需要予測」と「需給調整」があるんだなぁ、と思いがけないことに気が付かされる2023年春なのでした、ちゃんちゃん。
ちょっと強引かな。

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