カスタマーサクセス部主催!業種別UX向上勉強会を開催しました!
こんにちは。2年弱ぶりくらいに登場します。カスタマーサクセス部(以降CSと表記)のふじさきです。覚えていらっしゃいますか?
ところでフレクシェ社になじみのある方でもCSとは何ぞや?とタイトルで思われたかもしれません。新部署です。前回の登場が営業でしたが、私の部署が変わりCS担当になりました。営業時代にお世話になった皆様には深くお礼申し上げます。
というわけで、まずは私たちの部署についてご存じない方がほぼ全員だと思いますので部署の紹介します。
実はRanが中国語版ブログで一足どころか半年くらい前にこの件について触れているので、よければそちらもご覧ください。
CSとは
まず、ここでいうカスタマーとは、いわゆる実際にFLEXSCHEをご利用いただいているエンドユーザー様はもちろんのこと、FLEXSCHEの代理店様等、FLEXSCHEに関わる皆様を指します。
CSの前身的な存在であったサポートの部署は、どちらかというと「カスタマーサポート」として、受動的になりがちでした。
CSはこれまでの体制を刷新し、能動的に、より皆様にFLEXSCHEを活躍させられるような取り組みを行っていこう、という活動の一環で生まれた部署です。これまでのメーリングリスト、OpenDayといったサポートは継続、進化をさせていきながら、よりFLEXSCHEに関わる方に直接的、間接的問わず能動的なアプローチをするといった役割を担っていく予定です。
立ち位置的にはお客様と弊社の人間をつなぐ、社内でいえば営業と技術の橋渡し役という立ち位置なので、あるべき姿はFLEXSCHEのように「フレキシブル」な立ち位置になるような部署になるのではないかと思います。
今後何をするか、は例えばサンプル集の拡充、アンケートの実施などいろいろあるのですが、今はメンバーがRanとふじさきの2人しかいませんし、5月から始まったばかりなので活動自体はこれからです。
今日のところはCSの存在と、今よりもお客様へ積極的にアプローチをすることになるんだな、というところを知っていただければ、私がこのブログを書くミッションは一つ達成です。
CS主催でUX向上勉強会を開催しました!
そんなわけで、CSの対外的なイベントの第一弾として、9月29日(金)に、「業種別FLEXSCHEユーザーエクスペリエンス(UX)向上勉強会」が開催されました!!
これまでいわゆる勉強会、ワークショップとしては、営業主催のプロトタイプ勉強会や(2023年10月時点では)開発主催のフレクシェスマート工場ワークショップ等実施しています。
CSでもこのような取り組みを定期的に行っていき、いろんな視野でコンテンツをご提供できたらな、と思っています。
というわけで後半は今回開催されたUX勉強会について触れていきます。
今回は時間の都合もあり、4業種(金型、重工業、医薬品、自動車部品)に絞ってUXをどのように向上していくのか、というアプローチを講師のRanと私ふじさきの二人とともに体験していただきました。
というわけで今回はその勉強会の内容をちょっとだけご紹介します。
4業種のうち金型を取り上げてみます。前提がないとわからないと思うので、まず今回扱う、金型会社のある品目の工程のお話からしますので少々お付き合いください。金型本体に関する工程はこちらです。
え?この2つしか工程がないの?と思われる方もいるかもしれませんが、実際はそうではありません。「組立・仕上」工程の前にある□マークはこの金型本体を作るために必要な、入れ子や子型、上型といったいろんな部品があります。それらを使って金型は作られています。
そして今回はこの部品も社内で作っているため、実際に社内で行っている工程をすべて開くとこんな感じになります。
クジャクみたいな形になりましたね。金型を作るためには実際はこれだけの工程が存在していたのです。
このように子部品、孫部品...というように、複雑な部品階層を持つことが金型業界や組立系の業界の特徴の一つです。
この金型を作る工程をFLEXSCHEに計画させたらこうなりました。
正直、どう思われましたか?何が起きているのか、すぐ理解いただけましたか?
計画自体はされているけれど、N0001というオーダーに対していろんな工程が発散しているがために、どれがどの部品を作っている工程なのか、納期に間に合っているのか、正直よくわからないですよね。...というところまでが前提です。
ここからがUX向上の勉強です。これにちょっとした魔法をかけるとこうなります。
左側のピンクの列に階層が入ったのと、何を作っているのかを表示して、右側の工程に出す文字情報を変えてみました。少しの違いですが、これでどの部品を作る工程なのか、それがいつ、何時間行われているのか、その部品はいつまでに作らなければいけないのか、といったオーダーの親子関係や各部品の納期等が一目瞭然ですね。
今回は金型001-A入れ子軸(5行目)が金型本体から見て孫部品となり、これが一番深い階層です。実際のお客様では何十階層もあるケースもありますが、そんなときもFLEXSCHEが階層を自動判定して勝手に上のように階層的にオーダーをまとめられます。これはオーダーに限らず品目なども同様です。
ちなみに、このケースは図をよく読むとたまたま納期遅れしていませんが、もし納期遅れしていた場合はどうなるでしょう?
納期遅れするよ!と左側が赤くなりましたね(三角のしるしは納期です。)。下にある青いオーダーN0002は納期遅れしていないので赤くなっていません。
もちろん、わざわざ赤くしなくてもそもそも納期遅れしているオーダーだけを一覧にして、普段はそのチャートに注目しておけば解決することじゃないか、という意見もあるでしょう。それも参加者の皆様には体験いただきました。
このように物理的に色を変えてみたり、チャート自体別個に作ってみたり...一つの課題に対していろんなアプローチがあるのがFLEXSCHEの奥深さの一つです。
今ご覧いただいたのはあくまでもFLEXSCHEの序の口です。勉強会自体ではもっと複雑かつお客様からの要望が多いこともやっていきましたが、続きが気になる方は是非次回以降の勉強会に参加してみてください!
というわけで、勉強会にご参加いただいた皆様からのアンケートのご意見をいくつか抜粋します。
・FLEXSCHEでいろんなことができる可能性を知ることができた
・普段使っている仕組みでも新たな発見が得られた
・他の業界についても扱ってほしい(食品、貯蔵タンクを利用する系など)
・学べたことがとても多かったので、UX勉強会は是非定期的に開催してほしい
・知らない機能がたくさんあって、お客様に提案する幅が広がった
等といったご意見がありましたので、貴重なご意見を参考にしながら、次回はより良い勉強会にできればと思っています。
そして、ご参加いただいた皆様、長い時間お付き合いいただき、本当にありがとうございました!
これからのCS
皆様から見るとわかりやすいCSの活動内容である、メーリングリストのご質問についても、最近非常に活発になってきており、かつ内容も複雑になってきていると実感しています。それだけ様々な製造業において行われているレベルも上がっているし、当然それに応えられるFLEXSCHEとして、日々製品を進化しないといけないという使命感は、CSに限らず弊社の誰もが常に心に秘めていることです。
今後CSは既存のコンテンツを含めて、資料の刷新であったりサンプル集を改善したり、今回のような勉強会を企画する、というような、よりお客様の声に基づいた製品機能や資料の充実化や勉強の機会の提供等、能動的に私たちから皆様にFLEXSCHEに触れあっていただけたり知っていただけたりする機会の提供をより一層強化していきます。
まだ生まれたての部署なので、やるべきことが多々ありますが、今後のフレクシェ・FLEXSCHEにご期待ください!