FLEXSCHEのバージョンアップポリシー
ここではFLEXSCHE製品(以下、単にFLEXSCHE)のバージョンアップポリシーを詳しくご案内します。
FLEXSCHEのバージョン番号は
<メジャーバージョン>.<マイナーバージョン>.<リビジョン番号>
のように表記されます。メジャーバージョンが17、マイナーバージョンが1、リビジョン番号が12であれば、バージョン番号表記は
17.1.12
となります。
メジャーバージョンは1年に1回程度の頻度で更新されます。 メジャーバージョンアップ時のマイナーバージョンは必ず0であり、その後のマイナーバージョンアップ時に1、2、...と連続して増加しますが、 マイナーバージョンアップを省いて次のメジャーバージョンアップをすることもあります。 なお、メジャーバージョンアップをした直後には、各メーリングリストにてアナウンスするとともに、前回のメジャーバージョンアップ以降に追加された新機能の紹介を当ウェブサイトに掲載します。
メジャーバージョンアップ時には、保守契約のあるライセンスの利用可能バージョン上限が更新されます。ライセンスキーアップデータ(FLEXSCHEに付属するツール)を使って弊社のサーバーにアクセスし、この更新情報をお手元のライセンスキーに反映させることで、最新メジャーバージョンを利用できるようになります。
リリース済みの「メンテナンス対応」バージョンに不具合が見つかった場合は、修正したリビジョンを不定期にリリースします。この際、リビジョン番号は必ずしも連続しているとは限らず、一般には4、7、8、10、...のように増加します。なお、バージョンアップ時の最初のリビジョン番号は不定です。
FLEXSCHEの以下の3つのバージョンの最新リビジョンだけがメンテナンス対象(=保守契約のあるライセンスに関して対応OS上での動作が確認及び保証されている)です。
- "最新バージョン"
- "前バージョン"(ひとつ前のバージョン)
- "メンテナンス対象旧バージョン"(前バージョンのひとつ前のメジャーバージョンの最後のマイナーバージョン)
これらに該当しないバージョンは「メンテナンス対象外バージョン」ですが、動作に問題が無い限りはそのまま使い続けていただくことは可能です。
例えば、リリースされたバージョンが
... / 15.0 / 15.1 / 16.0 / 16.1 / 16.2 / 17.0
である場合、「最新バージョン」が17.0であるときには、「ひとつ前のバージョン」は16.2です。そして「前バージョンのひとつ前のメジャーバージョン」は15で、その最後のマイナーバージョンは15.1となるので、3つのメンテナンス対象バージョンは
15.1 / 16.2 / 17.0
となります。その後、17.1がリリースされると15.1がメンテナンス対象からはずれ、
16.2 / 17.0 / 17.1
が新たなメンテナンス対象となります。
メンテナンス対象バージョンに不具合が見つかった場合には、必要に応じて修正したリビジョンをリリースします。修正リビジョンをリリースするタイミングは修正された不具合の重要度しだいであり、いずれも軽微であるならば1~2か月に1度程度が目安ですが、重大な不具合が含まれている場合は修正が済み次第リリースすることもあります。
各バージョンの対応OSについては、対応OS一覧をご確認ください
なおFLEXSCHE CarryOutのバージョンアップポリシーはこれとは異なりますが、ここでご紹介するFLEXSCHE製品との間に依存関係はあるので、完全に独立しているわけではありません。
FLEXSCHEのプロジェクト(データ)は基本的には上位互換で、過去バージョンのデータを新バージョンで読み込めて正しく動作するよう注意深く開発されていますが、ときには振る舞いが変わってしまうことも皆無ではありません。それゆえに各ユーザーのバージョンアップ作業においては動作確認・検証が必要になるため、新バージョンがリリースされてもバージョンアップ作業が見送られることも少なくありません。そのような場合でも旧バージョンを安心して使い続けていただけるよう、このようなバージョンアップポリシーを採用しています。
※本ページで例示したバージョンアップ履歴は、実際に過去にリリースしたバージョン番号とは一致しない架空のものです。