パートナーのご紹介 株式会社システムリサーチ
取材日:2024年2月
愛知県名古屋市に本社を構える『株式会社システムリサーチ』(以下、システムリサーチ)は、東海エリアの製造業様を中心に、全国エリアでサポートしているフレクシェのビジネスパートナーです。経営ビジョンとして「ビジネスに寄り添うITパートナー」を掲げ、日々製造業様の課題解決に努める同社の製造システム事業部にお話を伺いました。
Profiles
製造システム事業
菅 博仁 氏
製造システム2部 第1G
シニアマネージャー
製造システム事業
小林 守 氏
製造システム2部 第1G
マネージャー
製造システム事業
大賀 亮治 氏
製造システム2部 第1G
リーダー
製造システム事業
水野 敏治 氏
製造システム2部 第1G
製造システム事業
大野 義晃 氏
製造システム2部 第1G
製造システム事業
渡邉 佳央里 氏
製造システム2部 第1G
製造システム事業
酒井 友宜 氏
営業管理グループ
製造システム事業
田中 沙和 氏
営業管理グループ
- フレクシェ
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早速ですが、FLEXSCHE提案におきまして、システムリサーチさんの商圏とお客様の業種について、現状をお聞かせください。
- 菅
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弊社は名古屋・東京・大阪に事業所がありますが、本社が愛知県名古屋市のため、製造業の盛んな東海エリアが中心ですね。コロナ以降は遠方のお客様とWEB会議でお打ち合わせをする機会も増えており、対応範囲は関東・関西エリアまで拡大しつつあります。業種については地域柄といいますか、愛知県内をはじめとして自動車部品メーカーの割合が多い印象があります。
- フレクシェ
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どのような相談が寄せられるのですか?
- 菅
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お客様からはたくさんの問題や課題についてご相談をいただくのですが、もっとも印象的なのは、計画業務の属人化解消ですね。生産計画立案業務を標準化したいというご要望でした。製造業様の多くの方々に共通した課題かと思います。
- 小林
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たしかに属人化解消のお話は多いですね。以前、一からシステム開発を担う形で製造業様の計画立案者に話をうかがったことがあるのですが、その方の持っている要件が複雑さを極めており、一から開発することは難しく断念したことがありました。製造業様における生産計画の立案は職人芸の領域に入っており、ベテランが何時間もかけて組み上げているものなのだとその経験で実感しました。
- 酒井
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属人化もよくお聞きする課題なのですが、私の場合は「納期を遵守したい」とか、「生産効率を向上させたい」とか、生産計画の業務そのものに苦戦されている製造業様からよく相談をいただいています。
- 田中
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私はまだFLEXSCHEチームに入って日が浅いので知らなかったのですが、先日初めて展示会に参加させてもらった際に、展示ブースにお客様が大勢いらっしゃったのを見て、FLEXSCHEってこんなに需要があるのかと驚きました! それだけ多くの製造業の皆様が課題を持っており、FLEXSCHEに期待を寄せているのだとしみじみと感じました。
- フレクシェ
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ところで、フレクシェのビジネスパートナーとなった経緯を教えていただけますか?
- 菅
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FLEXSCHEとの付き合いは2012年頃からなので、今から12年ほど前に遡ります。当時社内で製造業様向けのソリューションビジネスの展開を検討しており、日々協議を重ねていました。ちょうど自社製品として物流に関わるパッケージを構築していたこともあり、自社で生産管理パッケージを開発する案も出ていました。ただ、自社開発だと時間もコストもかかるということから既に世の中に出ているパッケージ製品で優れたものがあるならば、そのインテグレーションを担うかたちで製造業様に価値を提供してはどうかという意見もあったんですよね。
- フレクシェ
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そうだったんですね。なぜそういった検討が必要だったのでしょうか?
- 菅
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もともと当社はユーザーのニーズに応えるため一から自社開発するスタイルをとっていたのですが、それ以外の方法で製造業様に価値やサービスを提供する手段も必要であろうと考えました。いわゆるソリューションビジネス、パッケージビジネスでのご提案を模索していました。そんなときに偶然フレクシェさんからお電話をいただき、総務にいた私の同期から電話を繋いでもらったんです。当時お電話くださったのは望月さんでした。その電話でFLEXSCHEの存在を初めて知り、フレクシェさんが名古屋にいらっしゃったときに製品紹介いただいたのが最初のきっかけです。
- フレクシェ
-
そうなのですか。この出会いからフレクシェとパートナー契約を結ぶに至った決め手は何だったのですか?
- 菅
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初めてお話をうかがったとき、FLEXSCHEという製品の画面の描画の速さや、軽快な操作性に、同業種ながら大変驚かされたのを覚えています。生産スケジューラは当時からさまざまな製品が販売されていましたが、FLEXSCHEは優れた機能性・操作性を持ち合わせた製品だなと思い、ほぼ直観的にFLEXSCHEって良いなと感じたんですよね。
- 水野
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他のパッケージ製品も同時期に調査していたのですが、大概どのパッケージ製品も取り扱うためには様々な障壁がありました。このような言い方をすると誤解されてしまうかもしれませんが、FLEXSCHEの場合はなんというか、フレクシェのみなさんがとてもフレンドリーだったので我々としても話が進めやすかった、という感じでしょうか。
- フレクシェ
-
なんだか面白い経緯ですね。FLEXSCHEを扱うようになってから営業面で何か変化はありますか?
- 大野
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私はスピード感が今までとは違うなと思います。私がFLEXSCHEチームに参加したのは昨年からで、それ以前はスクラッチでのシステム開発を行っていました。スクラッチ開発では一から作る必要がありますので、お客様にイメージをお見せするまでに時間がかかるのが悩みだったんです。FLEXSCHEはパッケージソフトなので標準機能を中心としたご紹介だけでも、実際に業務利用する場合の運用イメージをお伝えできるので、スピード感をもってどんな製造業様にもご提案できるんだと思います。
- 酒井
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私も一からシステム開発する営業を担当している経験が長かったんです。FLEXSCHEの担当営業になってから、営業とはこんなにお客様から「ありがとう」と言われるものだったのかと知りました。FLEXSCHEの提案を初めてからこの仕事に対する認識ががらりと変わりました。例えば、製造業のご担当者様にFLEXSCHEのデモンストレーションをお見せすると「この場合はどうしたらよいの?」「あの場合はできますか?」「こういう運用もあるんだけど?」といった質問が山のようにあふれてくるんです。「この機能で作業の割付けが解決できます」「あの機能で表示が可能です」とFLEXSCHEの画面を見せながらご説明すると、皆さんの表情が一変し、「これであの苦しみから解放されるのか!」と嬉しい反応をいただけるんですよね。
- 菅
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私も過去に営業職に携わっていましたので、FLEXSCHE提案時の訴求力の高さには日々感銘を受けております。いわゆる御用聞きの営業ではなくて、お客様の課題を共有し、FLEXSCHEで解決できる事をお客様にも共感していただいたうえで、ご納得してお求めいただいています。お客様とスクラムを組んで、プロジェクト成功に向けて一丸となって課題解決に取り組めるんです。FLEXSCHEは、まさに弊社の経営ビジョンである「ビジネスに寄り添うITパートナー」を体現できる製品であると感じています。
- フレクシェ
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FLEXSCHEは御社の経営ビジョンとも相性が良かったのですね。
- フレクシェ
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FLEXSCHEをお客様にご提案するうえで、御社ならではの強みは何だとお考えですか?
- 小林
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弊社は長年システムインテグレーションビジネスを展開し、さまざまな業界・業種のシステムに精通しております。技術力の高いエンジニアも多いのでスクラッチでシステムを開発することもできますし、FLEXSCHEのように早期導入が可能なパッケージソフトも扱っておりますので、お客様にとってベストな課題解決方法を柔軟にご提案できる点が弊社ならではの強みであると考えています。
- 菅
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それに加え、課題の本質を見極めご提案できるというのも強みといえるのではないかと思います。当たり前のことのように思われるかもしれませんが、目に見える課題が必ずしも本質であることは少なく、本当の課題を顕在化させて見極めることが重要になります。いただいた要件に「できます」というのは簡単ですが、私たちは「ビジネスに寄り添うITパートナー」ですから、お客様の業務を理解した上で、本質的な課題は何なのか見極めて、解決方法をご提案することができます。
- 大賀
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FLEXSCHEは名前の由来通り、非常に柔軟性に富んだシステムなので、お客様から頂戴するご要望にはある程度対応できてしまいます。お客様側もFLEXSCHEならいろいろな課題が解決できるとわかると「あれもこれもまとめて解決したい」とご要望が膨れ上がり、収拾がつかなくなることも珍しくありません。だからこそ、我々がお客様からお話をうかがい、我々のノウハウをもってお客様とともに要件をまとめていくことが大切だと考えています。プロジェクトには予算と納期があるので限られた範囲で可能な限りお客様の課題を解消し、お客様の業務改善につなげられるのも我々の強みの一つではないでしょうか。
- フレクシェ
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様々な要件を持っているお客様に、迷うことなくゴールに導いていくノウハウを御社がお持ちだということですね。
- フレクシェ
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FLEXSCHEに希望する改善点などありましたら教えていただけますでしょうか。
- 水野
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フレクシェさんとはすでに10年以上のお付き合いがありますので、FLEXSCHEについても広範囲に把握できていると思います。新任メンバーに教育する際にも、分からないところはキャリアの長い大賀や私がカバーし、それでもわからなければメーリングリストなどでフレクシェさんにいつでも聞けるので、特に希望する改善点は思いつきません。
- 渡邊
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強いて言えばなんですが、私はFLEXSCHEの勉強中にディスパッチングのデバック方法が分からなくて、やり方を調べるのに結構時間を費やしてしまったんですよね。トレーニング動画の中で触れていたのは覚えていたんですが、どの動画で触れていたのかわからなくなってしまって。該当箇所にたどり着くまでに時間を要してしまいました。
- 大野
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トレーニング動画はわかりやすいですし、何度も見返すことができる点は以前の対面で実施していたトレーニングにはないメリットだと思います。しかし、「ピンポイントにある一カ所についてだけ確認したい」となると、ひとつひとつの動画は尺が長いため、後から見返して探すのは大変です。動画だけでなくマニュアルなどで逆引きできる機能があると、これからFLEXSCHEを学ぶ人もやりやすくなるのではないかと思います。
- フレクシェ
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確かに動画によっては1時間以上のものもあるので、ある機能を調べようとした場合は探すのが大変ですよね。トレーニング動画やマニュアルはまだまだ改善の余地がありますので、弊社でも今後さらに使いやすくなるよう見直していきたいと思います。
- 水野
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話は変わりますが、最近フレクシェさんは様々な勉強会を開催していますよね。私も何度か参加させていただいていますが、参加した勉強会では新しい知見を得ることができ、有意義だと感じています。受講される方はお客様もパートナーもいらっしゃって、また受講される方の中でもベテランと新人で事前の知識量にも差があると思いますし、もっと幅広く、さらに奥深く参加者のレベルに応じた勉強会を開催していただけると、より良いかもしれませんね。開催頻度も増やしていただけると参加しやすいです。
- フレクシェ
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そうですね。実は勉強会に参加いただいた方の多くから同様のご感想をいただいており、我々も勉強会の意義を強く感じています。今後も幅広いテーマで様々なレベルに応じた勉強会を開催できるよう我々も励みたいと思います。
- フレクシェ
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最後に、製造業の皆様にメッセージをお願いします。
- 酒井
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ご相談いただくお客様の中には、かつて導入した別のスケジューラを活用しきれなかったという方が大勢いらっしゃいます。改善しようとしても上手くいかない、努力しても成功しないという失敗体験のお話をお伺いするたびに、我々が何かお力になれるんじゃないかと切に思っています。ぜひそういうお客様にFLEXSCHEを知っていただき、成功体験と共に企業全体が変わっていくきっかけを掴んで欲しいですね。生産スケジューラの導入をご検討中の方は、ぜひお問い合わせください。
- 田中
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お客様の課題についてお聞かせいただければ、熱意を持って課題解決に寄与できる提案をさせていただきますので、少しでも課題をお持ちの製造業様は、実際に計画立案を担当している方や情報システム部の方だけでなく、現場の方々にもぜひお声がけいただきたいです。
- 大賀
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私は、最終的にはお客様が主体となってFLEXSCHEを使用できる形が理想的だと考えています。なぜかというとお客様が主体的にFLEXSCHEを使い続けることができることで永続的にFLEXSCHEの導入効果がつづき、真の成功につながると思っているからです。真の成功につなげたいとお考えの製造業様はぜひご相談ください。
- 菅
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何度かお話に出ましたが、どちらの製造業様においても生産計画の立案業務には、大変苦労されています。担当者の方は社内の様々な部門からの板挟みで、気苦労も絶えないのではないでしょうか。そうしたご苦労をされている企業様の多くに、まだFLEXSCHEを知っていただけてないという現実があります。FLEXSCHEを導入する事で、現在・未来の工場負荷を可視化するだけもで充分に価値があります。その上で、製造業様にて改善活動に繋げていただく事が重要だと考えます。在庫低減や納期回答、リードタイム圧縮や稼働率アップなど、改善のテーマも増えてくると思います。我々はFLEXSCHEを通じて、製造業様のお力になれるよう、これからもサポートさせていただければと思っております。
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